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メモに次ぐメモ、白紙雪が溢れた部屋で、風の呟きがグルグル廻っている。
「異文化接触段階の0、1、1'、2、3・・」
「4から0段階へループ・・・螺旋階段状態の空間モデル?」
「なんか違う、なんか違うぞ! 軸がない・・・」
「コミュニケーションの原子モデル、重力モデル・・・」
「たくさんくぼみのある空間モデル?・・・そこを通過する自分?」

扉をノックする音。風型のまま海風は応えた。
「どーぞー」
開いた扉から、クチダケ鳥が顔を出す。
「お、やってるやってる! ・・・て、何してるん?」
「異文化接触と反応と交流の数式化。もしくはモデル化。ってとこだねー」
「砦でやらはったらええのに。ここより広いで」
「まだメモ段階だからね。もう少しまとまったら」
続けて顔を出した智庵が、目を丸くした。
「すごい科学的な方向になっておりますね。ネット住民分類学の時のような立体図ではなく?」
「僕もそう思ってたけど、グラフ化する軸がうまく見つからない」
天井近くで人型に化けた海風が、ドスンと床に下りた。メモ紙の山がわっと散り舞う。

そのとき、初めて聞く声が響いた。
「仮に立体図にすると軸は全て[力の種類]かな?」
もうひとつ、別の声が響いた。
「3次元で考えるから難しいのでないかと・・・僕の思考回路の中では4次元なんですよね」

驚いた三者が振り向く。開け放してあった扉に、二人の人影があった。
「ああ、御津流殿。いらっしゃい」
智庵が、少年の方に呼びかけた。
白いTシャツにざっくりしたケミカルウォッシュのジーンズ、両ポケットに両手をつっこみ、少年は、はにかんだ笑いを浮かべている。
もう一人の男は、クールビズ風の開襟シャツにプレスしたばかりのスラックス、といういでたち。三脚台と何かの器具を提げている。
クチダケ鳥が羽を打ち合わせた。
「キィさん! よう来たな。狭いし散らかってるけど遠慮なくあがってえな。海風はん、紹介するで」
「ここ、僕の家なんだけど。失礼しちゃうー」
海風が言い、フーッとメモ紙を吹き散らした。

挨拶もそこそこに、海風・御津流・キィの三名はすぐに意気投合した。
海風が吹き散らしたメモ紙を片っ端から掴み、おのおのが思い思いの考えを述べる。
「重力・電磁気力・ファンデルワールス力という分類。引力が斥力に反転する駆動力」
「xyzが全て正の時、結果は交流。全て負の時、結果は敵対、とか。あーちゃうわ」
「4次元と言っても、3次元に下限限界を設けて別の次元に移行するって考えなんですけど」
数学物理には疎い智庵だが、思考が化学反応しあう光景に新たな思索が始まった。
「・・・第1段階は[破壊]、第2段階は[再構築]・・・」
クチダケ鳥がやけに静かだ。猛烈に吹き回るメモに目を回し、部屋の隅で昏倒している。
すさまじい思考の嵐。ついに海風が怒鳴り声を上げた。
「ちょーっと待った! このままじゃ僕の部屋が壊れちまう! 続きは砦でやろう!」

続きは砦で。
最高のブレインストーミングが、始まる。




第1次ブログ文化論争において、海風氏が論考したテーマは、「(ブログにかぎらず)ネット上において、人がどのような行動指標を選択するか(どのような「キャラ」を表出させるか、とも言える)」でした。これを三次元立体図に現して完結させています。
 ◆第1次ブログ文化論争-umikazeのリンク集(はてなブックマーク)

異文化交流議論においても、海風氏は同様の手法で「異文化交流パターンのモデル化」ができないかと考え、考察を開始します。
そこに、理系思考のみつくる氏・きーさんが参加。さらにchargeup氏も交え、それぞれの考察に四者がコメントを付け合ってゆくなかで、おのおのが独自の交流モデル図を描きました。
詳細は次の記事にて紹介します。

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07/08|浮遊砦コメント(4)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
リンクが
第1次ブログ文化論争-umikazeのリンク集に飛べないです。私だけ?
From: chargeup * 2007/07/08 20:41 * URL * [Edit] *  top↑
あややや
URLを書き落としていました。修正。
ありがとうございます(-人-)
From: わたりとり * 2007/07/08 21:40 * URL * [Edit] *  top↑
引数
飛べました。
理系用語飛び交うこの回ですが、argument には議論の他に引数(プログラムで関数やメソッドを呼び出す時に渡す値?)の意味があるそうで、この議論を追う中からリアルタイムでは気づかなかった変数が飛び出すことも楽しみです。(強引な帰結ですが)
From: chargeup * 2007/07/08 22:48 * URL * [Edit] *  top↑
引数とは
ほう、argument にそんな意味が。
私たちの議論て、まさにそういう感じですね。お互いの記事を批評批判するのではなくて、そこから何か引数を引き出し、自分のテーマに応用してゆくというか・・・

その単語を選んで良かったです(笑)
From: わたりとり * 2007/07/09 01:13 * URL * [Edit] *  top↑
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