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今回は、Y!B転載機能の欠陥を情報コントロールの観点から再検証する。

Y!B転載機能が二年間まったく改善されない様子を見て、最近こう思い始めた。
ひょっとしてこれは、インターネット界に新しい機運を起こすべしという大家(Y!B)のチャレンジング・スピリッツの表れか。あらゆる人が好き勝手な情報をやりたい放題広める時代の幕開けなのだーという、鼻息荒い意思表明だろうか。大家の元締め大元締めは、たまに無用に大胆な勇み足をやってけつかるので、まったくありえない話でもない。

それにしても、百歩譲って仮にそうだったとしても、転載機能はあまりにもお粗末すぎる。
記事作成者の著作権うんぬん、記事がチェーン化することによる不法行為の拡散がうんぬん、という話しは横に置く。もっと低次元の話だ。「本当にあの技術集団Yahoo!がリリースしたのか?」と言いたくなる欠陥が、Y!B転載機能にはある。以下、簡単に列記する。




(1)そもそも「デフォルト(転載)可」である時点で、システムとして不良

ラジオボタンを配置するならば、よりユーザーを保護する効用のある(=リスクの少ない)選択肢が「デフォルトON」であるべき。




(2)転載時に【記事作成者】【記事発信日時】情報が改竄される

Y!B記事を転載すると、記事の右下に「転載元」が表示&リンクされる。記事作成者のブログではなく、転載ボタンを押したブログ(直前の転載元)の表示&リンクだ。つまり、二次転載以降、記事作成者情報が記事から欠落してしまう。さらに、記事右上に表示されている「発信日時」は「転載した日時」に書き換わる。
ひらたくいえば、転載された記事は、誰がいつ発信した情報かわからない。というより、別人が違う日時に発信した情報にしか見えない。
情報を扱ううえで重要なメタデータ「作成者」「発信日時」が転載のたびに改竄されている、ということだ。




(3)閲覧を制限している記事であっても、完全公開スペースに転載できる

Y!Bには、特定の人だけに向けて記事を発信する機能がある。自ブログを「お気に入り登録」してくれたY!Bブロガー(「ファン」と呼ぶ)に限定して記事を公開できる。(参照ヘルプ
この機能、オーナー側には「ファン」登録を承認する権限がない。Y!Bブロガーなら誰でも、「お気に入り登録」さえすればすぐに、狙ったブログの限定記事を読むことができる(オーナーは不穏なファンを削除することはできるが、どうしても時間差がでる)。情報保護の観点からは不完全な機能だと言える。悪意で、または興味本位で、ファン限定記事を片っ端から閲覧して回るユーザーがいないとも限らないのだから。
さらに、ファン限定記事であっても「転載可」であれば転載できてしまう。転載先から再転載され、情報が拡散し続ける危険性もある。
「情報の発信対象を制限する機能(ファン限定機能)」と「情報を無制限に発信する機能(転載機能)」、相反する機能が同時に動いているわけで、システムとして設計不足・検証不足としか言いようがない。
【参考記事】
それはYahoo!ブログの脆弱性じゃないですか(Mugi2.0.1)
危険なのは転載機能だけじゃない(+LOVE2.0+)




(4)記事作成者が転載先の情報を改竄することができる

これはユーザーによって発見された(Y!Bが想定しえなかったであろう)欠陥なのだが。
画像を添付した記事・imgタグで画像を表示させた記事を転載させた後、記事作成者が「ある手順」を踏むと、全ての転載先の画像を一括差し替えることができる。手順についてはここでは照会しないが、その気になればいくらでも悪用できる、とだけ述べておく。私はまだ実例を見ていないが、同様の手順でFlashなどの動画ファイルを差し替えることも可能だろう。
(※動画ファイルを表示するタグはY!B非公認。しかしブログペットなどの設置に広く使われている)
他者の領域にあるデータを改竄することは、クラッキングと呼ばれても仕方のない問題行為だが、ここでは、配信した情報を後から修正することそのものを「悪質な行為だ」と即断することは控える。修正に至ったさまざまな理由・事情があるだろうから。だが、非常識だとは思う。常識的に許される範囲は、せいぜい、記事作成者が元ファイルを削除する(データを欠損させる)ところまでだろう。
さらに、「安全な情報」と見せかけ転載者を安心させて配信した後、転載先の閲覧者を混乱させたり、転載者の名誉を傷つけるような内容にデータを改竄する行為については、許されるものではないと私は考える。どのような事情があっても、そのような改竄行為は悪質かつ違法性の高い行為だと考える。

二次転載(無限転載)が可能なY!B転載機能には、旧い情報が増殖蔓延してゆくという問題点がある。
(※これは転載機能の「欠陥」ではない。「情報の孫コピーを許す」行為全般に本質的に内在している問題であって、手動コピペによる連続転載でも発生する現象)
この問題を解決しようと、あらかじめ記事に「テキストのスクリーンショット画像」を埋め込んで転載させ、「画像」を差し替えることで最新情報を通知しようとした事例を私は見た。記事作成者の心情はわかるが、やはりこの手法には賛成できない。転載先に最新情報を知らせたいなら、更新通知用の記事(当然、転載不可設定に)をあらかじめ作成し、本記事(転載許可記事)文末からリンクしておいて閲覧者を誘導する手法をお薦めする。




私は仕事がら「情報をどうコントロールするか・マネジメントするか」という視点で転載機能を見ているが、システム技術や用語には詳しくない。この記事の記述は、本職のかたから見れば不適切な部分があるかもしれない。専門のかたから見て、重大な錯誤・看過できない点があればご指摘いただきたい。

しかし、専門外でも、書かざるをえなかった。
著作権の観点・ユーザー保護の観点からいくら抗議しても、Y!Bは利用規約とガイドラインを盾に「全てユーザーの自己責任」とタカをくくって動かないかもしれない、と私は感じ始めている。もしそうならば、もう、こう言って攻めるしかない。

こんな欠陥システムを、ユーザーのたび重なる要望を無視して二年も放置し、さらに今後も放置し続けるのがY!Bの力量なのか。それは、元締めであるYahoo!が提供するあらゆるネットサービスには、重大な欠陥が潜み、検証されないまま放置されている可能性がある、ということではないのか。

組織とは複雑なものだ。巨大企業ならば、なおさらに。一セクションのサービス不良を見て全体の品質を判定することなどできない。それはわかっている。
しかし、企業が顧客・ユーザーとどう向き合っているか、何を重んじ何を軽んじているか、どういった弱点を抱えているかは、一部を見て全体を推し量ることができると私は思う。それは個別の現象ではなく、企業風土から発する根源的な問題だからだ。
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01/22|Y!B 転載機能コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
転載先の情報表示の有効利用について
(1)~(3)については同意しますが、(4)については
『「悪質な行為だ」と即断することは控えながらも非常識だとは思う。』
とおっしゃっている部分について、少しお聞きしたいのですが
たとえば、各種のRSSリーダーや、ケロールのようなニュースティッカーや
Yahooやライブドアなどの天気予報ティッカーなどのツールや
http://www.harudake.net/m-ga.html ←このような「貼り画」などの
画像取得ツールが配信した情報は、情報表示先では「安全な情報」として
利用されていても後からどんな情報が流れるかは判らないわけで、
情報作成元が新しい別の情報を表示させることは、違法な内容で無い限り
私は「非常識」だとも言えないと思うのですが、どう思われますか?
From: OYAJI * 2007/01/22 10:10 * URL * [Edit] *  top↑
うーん・・・^^;
OYAJIさん、こんにちは。ご指摘いただいたサービスについてですが・・・

>各種のRSSリーダーや、ケロールのようなニュースティッカーやYahooやライブドアなどの天気予報ティッカーなどのツール
これらのツール・サービスは、そもそも「最新の情報を随時配信する」という目的で提供されています。ユーザーはその目的に同意して、自分の意思で使用している。
一方、Y!B転載機能は、「いま目に見えている情報」を複製するために搭載されています。Y!Bヘルプに「■注意 転載した記事の修正はできません。ご了承ください。 」と明示されていますから、転載機能はあくまでも、「転載時に示されている情報」を改変せずに複製すること、を目的に搭載されていると見るのが妥当でしょう。
http://help.yahoo.co.jp/help/jp/blog/blog-32.html
ですから、OYAJIさんが例に挙げられたツール・サービスと、Y!B転載機能とを比較して語っても、意味がないと私は思います。「使用目的」も「『情報が更新されること』に対する利用者の同意の有無」も違う、前提が違うのです。

>「貼り画」などの画像取得ツール
あの、これって・・・自分のブログに掲示した画像の履歴をサムネイル表示するツール、じゃないでしょうか。「情報の発信元」も「情報表示先」も自分自身のブログでしょう。転載とは全然意味が違うのでは。私の勘違いでしょうか?^^:

もう一点。
>情報作成元が新しい別の情報を表示させることは、違法な内容で無い限り私は「非常識」だとも言えない
違法な内容は当然ながらNGです。しかし、違法とまでは言えないが不穏当な内容・ハタ迷惑な内容・リアルに影響を及ぼす危険な内容というものも、ありますよね。それらも含めて「非常識」だなぁと私は感じます。
From: わたりとり * 2007/01/22 15:50 * URL * [Edit] *  top↑
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