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転載機能をクソミソに貶している私が言うのもなんだが、ブログを始めて転載機能を見た最初の印象は、「おもしろい機能だな」だった。

表現したいものを自分の内でじっくりとあたため、言葉を選び形を整え、なんども推敲し、これぞというものを完成する。そのとき、著作物を自分の手元から放してでも、ひとりでも多くの人に見て欲しいと願うことは自然な感情だ。アクセスが欲しい・コメントが欲しいといった欲求よりもっと素朴な、人が表現するこころの核心から湧き上がる真摯な感情だと私は思う。
日記系の記事を書く人・言及リンクを多用した記事を書く人にはピンとこないかもしれないが、詩や小説を創作する人、特定分野の解説記事を書く人ならば、「自分の手を離れてコンテンツが一人歩きしてくれる機能」がどんな可能性を秘めているか、わかっていただけるだろう。しかも、宣伝や押し売りではなく「コンテンツに共感した人々」がつなぐネットワークに乗って拡散してゆくのだから、作り手冥利に尽きるというものだ。

私は転載機能をいっさい使用していないが、こういった「創作」「自信作」の発信に転載を使用しているブロガーの心情はわかる。もちろんみな素人だから間違い(誤情報の表記や権利侵害行為)が無いとは断言できないのだが、著作物に対する彼らの自負、彼らの心意気を応援したいと感じる。(私も創作しているからだ)
「転載機能完全撤去!」の持論に変わりはないが、温存だというなら、以下の機能改善だけを求めたい。
(1)記事作成時のデフォルトは「転載不可」であること
(2)転載したさいは、転載記事であることがわかりやすく明示されること
(3)転載記事に「最初の発信者のブログ名・ブログURL・記事URL」が明示されること
自信作を広く発信したい著作者にとって、もっとも重要な要件は「他人の名を騙られないこと(氏名表示権)」と「記事が改変されないこと(同一性保持権)」なので、これくらいが改善されれば充分である。

転載履歴がわかるようにして欲しいとか、著作者の判断で転載記事を一括・個別削除できるようにして欲しいといった改善要望もあるようだが、これらは不要と私は考える。少なくとも、著作者の当然の権利として法律上担保されているものではない。
さらに押して言えば、「なにかあったときは著作者側で転載記事を削除したい」というのは著作者の身勝手である。複製を許すということは、複製物(転載記事)をプレゼントした(譲渡した)ということで、相手の所有物となったものを後から返せだのやるつもりは無かっただのというのは感心しない。よほど合理的な理由がなければ、相手も納得しないだろうし、話がこじれて万一裁判沙汰になっても、著作者側に絶対有利な判定が下るとは考えないほうが良いだろう。
※複製にあたっての許可条件・使用条件をわかりやすく明示したうえで、条件が守られていない複製と判定された場合には、さかのぼって複製の許可を取り消すことができると考える。

なんでこんなことを書くかってぇと。昨年8月、某所でおもしろいアンケートをやっていたのを思い出したから。
+らぶCOMPANY 2.0+ 【緊急】転載機能アンケート
このアンケートに、私は以下のコメントを残した。

転載者の趣旨が賛同/参照/批判いずれかの際(スクラップ目的は保留します)、転載元様は賛同ならばOK、参照・批判ならば著作権侵害だと怒り出しそう。ブログは賛同者を募ってプロパガンダを形成する場ではないと、私は思っていますので、参照・批判を受け入れられない転載許可記事がYahoo内に溢れるくらいなら、すっぱり失くして欲しいです。<2005/8/22(月) 午前 11:20 [ wataritori_novel ]>



誰だって批判はされたくない。まして自信作を肴に痛烈な批判を受けたら、精神的打撃も大きい。しかし記事(にかぎらず表現物)というものは、人目に触れるほど否定的意見が立ち現れてくるものだし、自分の手から離れたコンテンツがどう扱われるかはわからないものだ。

もちろん著作者人格権を侵害するような扱われかたは論外だ。しかし広く発信したいと意思表示し行動(転載許可)した以上、多少のことは良いも悪いもひっくるめて自分の著作物を相手に委ねるという覚悟が必要だと私は思う。そしてまた、そうできる「自信作」をこそ転載許可すべきだと考える。

Y!Bの転載機能は撤去して欲しいが(なんべんでも言ってやる)、自分が表現するということ、表現の完成度を高めるということ、表現物をどこまで他人に解放しつつどこまで利用を制限するかということを考えるうえでは、格好の材料だ。
機能不備が多すぎるそのアンポンタンぶりおかげで、考えるネタは尽きない。転載をネタにしたY!Bブロガー同士の議論も、まいど素晴らしく白熱する。議論に参加したり傍観したりする者としては、なかなかおもしろい。

まー、Y!B転載機能のメリットって、それくらいっすね。私にとってはね。
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08/27|Y!B 転載機能コメント(6)トラックバック(1)TOP↑
この記事にコメント
クッキーと間違えて、内緒にチェックしちゃった…。

1年前のアンケートなつかしい…。(笑)
Y!B転載機能のメリットって、本来はY!ブロガー同士が簡単にコミュニケーションできることだと思いますが、転載にまつわる揉め事のほうが目立ってネタが尽きないことでしょうね。

pincompさんも指摘していましたが、著作権侵害の常習犯は、都合の悪い批判を受けるとこっそり記事修正をしたり、該当記事を削除したりして逃げますから、元記事を一字一句変えずに丸ごと保存できる転載機能は、証拠保全としてキャプチャー代わりになる便利なツールだと思いました。

記事作成者がブログを閉鎖しても、自分のブログに転載しておけばその人の記事が読めることもメリットのひとつと言えますが、転載された記事がそのまま証拠として残り続けるのはおそろしいですね。
From: らぶ * 2006/08/27 18:02 * URL * [Edit] *  top↑
私も懐かしいです
あれから一年経ちましたねぇ~転載機能のAhooさぶりは変わってませんけどね~。
アンケート結果、とてもおもしろいコンテンツなので使わせていただきました。ところでアンケート結果ページって、トラックバックできないんすけど~(笑)

まー私は石頭人間なので、いくら証拠物件とはいえ、著作者が「不完全だから公開を取りやめたい」と認識した著作物を第三者がこれ見よがしに他所で晒す行為じたいには共感しませんね~。
らぶさんが仰るとおり、それは恐ろしいことです。私が恐ろしいので、他人の記事がそうされているのを見るのも恐ろしいです。権利侵害を受けた当事者が、そういった公開裁判じみた行為を望んでいるかどうかも、私にはわかりませんし。

ストレートな苦言で申し訳ない。だが私は、この件に関してはむやみに同調したくないので、率直に語らせていただきました。ご容赦ください。ごめんなさい。
From: わたりとり * 2006/08/27 21:37 * URL * [Edit] *  top↑
こんにちは
転載機能を残すなら(1)~(3)の条件は必須だと思います。
現状は複製権も氏名表示権も知らない間に自動的に放棄することに同意させられている状態ですからね。機能自体が公序良俗に反する性質をはらんでいます。

From: トンコ * 2006/08/28 01:41 * URL * [Edit] *  top↑
公序良俗に反する・・・
・・・いい表現ですね。とてもいかがわしく感じます。
企業の社会的責任が重く問われている今、CSRを麗々しく掲げているY!がこういう状態を放置しているとはなんたる怠慢ガミガミガミ・・・という記事を書きたいと春に思いたち、秋を迎えようとする今日ころごろです。
http://csr.yahoo.co.jp/
From: わたりとり * 2006/08/28 22:58 * URL * [Edit] *  top↑
転載は忘れた頃にやってくる。(笑)
をををををををを。Yahoo!ブログ時代がなつかすぃなぁ!
私も元はシステム開発者なので、Yahoo!が何故転載機能を削除しないのか、よ~くわかります。それは・・・一旦実装した機能を削除するほど、コストのかかるものは無いからです。(事実)
フォローアップや、削除漏れがないかどうかの徹底。ディグレードの恐れ・・・だったら、何を言われようと、このままにしておこう・・・これがYahoo!ブログ開発者の本音です。さらに・・・・「どうせ、Yahoo!ブログなんて、そのうち、人気がすたれるさ。これからは、Yahoo! Daysだしね。(笑)」というのが、Yahoo!のWebシステム開発者の本音と見た!(^^♪
From: Prowler7010 * 2006/08/30 21:05 * URL * [Edit] *  top↑
一応、まだ連載中です
書きたい記事があと2・3あるんですけど、また数ヶ月あくと思います・・・

プログラムは専門外ですが、一度組み込んで稼動してしまった機能を取り払うのはけっこう面倒というのは、感覚的にわかります^^;
Y!BがY!内で見放された事業部だってぇことは、この一年半でよーくわかりましたねぇ。だからこそ居続けるこの意地をなんと呼ぶのでしょうか(反骨精神というのかな。なんかカッコええ~)
From: わたりとり * 2006/08/30 23:46 * URL * [Edit] *  top↑
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2006/08/28(Mon) 19:45:13 |  Mugi2.0(むぎむぎ)
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